タラコ団臨つながりでもう一本。先月、鉄道ファン有志による貸し切り列車が日豊本線、吉都線、肥薩線で運行された。ルートは宮崎~吉松~鹿児島中央~宮崎で、霧島山をぐるっと一周するコース。宮崎運用のキハ40 8098と8065が投入された。
終始快晴で、雲に隠れがちな霧島山もきれいに望むことができた。
ところでキハ40 8098の方向幕部分には「日南線」と書かれたオリジナルの幕が入れられている。この団臨の直前、車両の不具合があったようで整備が行われており、それに際してつけられたようだ。
ただ鉄道ファンからは不評だったようで、この日を最後に外されていた。
「えびのループ」をバックに田園地帯を快走する。吉都線へのタラコ入線は、この冬に開催された「フォトジェニックツアー」以来2回目。日南車の吉都線運用がなくなり、こうした機会がないと日南のクルマを他線区で撮影することはなくなってしまった。
吉松を発着する。かつては鉄道の要衝として栄えた地も、今はすっかり寂れてしまった。
九州豪雨で被災した肥薩線は不通のまま、山線の復旧見通しは立っていない。特急「はやとの風」や「いさぶろう・しんぺい」の姿もなく、現在3、4番ホームは使用停止となっている。
2018年の大減便改正前、吉松駅の停泊車両は11両にも上った。今では見る影もない。
観光客の人気も集めている嘉例川に停車。元々のダイヤでは20分ほど時間が設けられていたようだが、ダイヤ乱れの影響ですぐに出発してしまった。
ここから鹿児島中央まで先行し、宮崎までの霧島越え区間は乗車することにした。かつての6776D(6774D)を彷彿とさせる走りが、とても懐かしかった。
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