Nichinan Line
2024.07.12 南宮崎
キハ40 8098

 新たに「首都圏色」(タラコ)をまとって宮崎に帰ってきたキハ40 8098。小倉の出場後に「お披露目会」が実施され、12日から日南線での運用が始まった。
 この日は午後からの運用だったようで、昼頃にお披露目会から留め置かれていた機留線を出発。夕方便に充当されるための入れ換えが始まった。


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2024.07.12 南宮崎
キハ40 8098,キハ40 8104

 一度宮崎方に引き上げて、海側の留置線でこの日の相棒と組成。九州色との組み合わせは、これが出場後初めて。


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2024.07.12 南宮崎
キハ40 8104+キハ40 8098,キハ40 8099,キハ40 8069+キハ40 8097

 南宮崎に日南運用の車両たちが集う。かつてのタラコに加え、日南線ならではの黄色塗装もいるので、とても華やかだ。


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2024.07.12 南宮崎
キハ40 8098

 強烈な存在感を放つオレンジの車体に、通りがかる乗務員さんらの視線が送られる。
国鉄時代の宮崎地区を知る人たちにとってタラコ色は思い出に残っているようで、ある運転士さんからは「若い頃、高千穂線で乗っていたキハ20がこの塗装だった」と懐かしむ声を聞いた。こうした方々の青春時代の色でもあるのだろう。


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2024.07.12 宮崎
回1941D キハ40 8098+キハ40 8104

 出場後初の運用は、下校時間帯の志布志行き。始発の宮崎駅には、地元テレビ局のUMKが取材に訪れ、高校生らにインタビューを行っていた。鉄道ファンの姿はなく、インタビュー相手探しが少し大変だったか…?

 「珍しい色の汽車が来る」ということで、高校生らも少しは入線に興味を持っていたご様子。


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2024.07.12 宮崎
1941D キハ40 8104+キハ40 8098


 運用開始にあたって特段のイベントは計画されていなかったものの、お披露目会でも大活躍だった「フリー鉄道アナウンサー」の田代剛氏と宮崎駅長による「出発式」がゲリラ的に開催された。「出発進行!」のかけ声にあわせて(?)、いよいよタラコ色の運行が始まった。


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2024.07.12 伊比井
1941D キハ40 8104+キハ40 8098,1942D キハ40 8097+キハ40 8069

 途中駅ではタラコに遭遇した地元の高校生もパシャリ。写真にはないが、途中の油津でも、仕事を終えて線路脇を歩いていた人たちが指さして珍しがる一幕もあった。「今日からなんですよ」と説明すると、納得した様子で見入っていた。


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2024.07.12 志布志
1952D キハ40 8098+キハ40 8104

 列車は終点の志布志に到着。沿線でも所々で鉄道ファンの姿を見かけたが、こちらでも数人が待ち構えていた様子。志布志市の関係者も写真を撮っていた。

 運用投入後は、今のところ順当に流れている様子。これから活躍するタラコはもちろん、様々な日南線の姿を追っていきたい。








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2024.07.12 谷之口
1952D キハ40 8098+キハ40 8104