「あいにく当日は雨模様、それでも5時過ぎより乗客がつめかけ、まずは人気上々です。
417Dはキハ20四連(中略)フラッシュを浴びて処女列車は発車、乗車率は85%程度…」
…日南線の運行初日の様子を記した「鉄道ファン(1963年7月号)」にはこのような記述がされている。
今日、5月8日に全線開通60周年を迎える同線。
昨日には宮崎駅で特急「海幸山幸」の出発式も行われ、60年が祝われた。
近年では減便や末端系統分離、そして土砂災害など決して明るくない話題も多かったように思う。
それでも、地元に必要とされているからこそ困難を乗り越えて今日までやってきたのだろう。
今では冒頭に記したような開業当初のような賑わいはないが、当時あった路線が廃止になる中でも
踏みとどまり、今では海幸山幸をはじめ観光の足、そして通学の足として欠かせない存在のはずだ。
明日も、明後日も、そして将来も、ずっと元気な姿を見せてくれることを願いたい。
今回の写真は見事、災害から復旧した小内海駅を。
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